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活断層と地震 [地震]

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最近、活断層という言葉を耳にすることが多いと思う。


活断層という言葉を聞くと、

すぐに地震と結びつけて考えてしまう人も

多いのではなかろうか。


実際のところ、活断層と地震は大いに関係がある。


みなさんは当然、地震は知っているはずなので、

まずは活断層という言葉を知らない人のために、

活断層とは何かについて軽く触れておく。


活断層とは、字の通りではあるが、

活動している断層のことである。


もう少しちゃんと説明すると、

活断層とは、最近の時代まで活動していて、

将来も活動する可能性のある断層のことである。


ついでに断層についても説明しておくと、

断層とは、地層や岩石が強い力によって割れ目を生じ、

その割れ目を境にずれ動いて、

左右で食い違いを生じることである。


結局、ちょ~簡単に言うと活断層っていうのは、

岩板の割れ目のズレ動きが将来にも引き続いて起こりそうな状態

っていう感じじゃないかと思う。


そして、この活断層が地震と大いに関係してくる。


地震には、直下型地震とよばれるものがある。


この直下型地震も最近耳にすることが多いが、

直下型地震っていうのは、

陸の浅い所で起きる地震のことである。


直下型地震は内陸型地震とも呼ばれている。


この直下型地震が活断層と大いに関係するのだ。


ここで、直下型地震がどのようにして起こるのか、

ちょっと説明してみたいと思う。


海のプレートと陸のプレートが押し合い続けると、

プレート(地球表層部を形成するでっかい岩板って感じ)の中に

ひびが入ることになる。


そのひびが入って左右が食い違った状態、

つまり断層が急にずれ動くことによって

直下型地震が起きるのである。


直下型地震は、陸のプレートと海のプレートが衝突して起きる

プレート境界地震とくらべると、規模は小さいんだけど、

被害は大きいんだ。


なんでかって言うと、直下型地震は地下の浅い所で揺れるから、

どうしても被害が大きくなってしまうんだ。


1995年の阪神・淡路大震災(はんしん・あわじだいしんさい)や、

2004年の新潟県中越(にいがたけんちゅうえつ)地震なんかは、

このタイプの地震で、大きな被害が出てしまった。


直下型地震と大いに関わっている活断層は、

日本だけでも2000カ所くらいあると言われていて、

いつどこで直下型地震が起きてもおかしくない状態だ。


活断層に伴う地震の予測はなかなか難しいみたいだが、

最近,活断層を発掘し,過去に断層が変位した時期を求めることで、

長期にわたる地震活動史を明らかにしようとする研究が行われている。


トレンチ法と呼ばれるこの研究が行われるようになって,

どうやら地震の長期的予測に役立つことも期待されているようだ。


まあ、私としても科学がもっともっと進歩して、

いつどこでどれくらいの地震が起こるかまでわかってくれたら、

本当にありがたいんだけどなあ。


とにかく今は、優秀な科学者の方々に期待するしかなさそうだ。




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